新潟県三条市からご来店です。
VWゴルフが「エンジンの始動が悪い」との事で入庫しました。
確かにエンジンは始動できますが、かなり長くセルモーターを回さないと始動できません。
診断機で故障コードを確認すると「燃料レールプレッシャーが低すぎる」とコードが確認できました。
このエンジンは直噴エンジンの為、燃料ポンプが高圧側と低圧側の2個付いています。
まずは、通常の燃圧計で低圧側を測定したら500Kpa以上あるので正常です。
高圧側の測定は診断機のデータで確認します。青がエンジン回転と緑が燃圧を示しています。
基準では4000Kpa以上無いとNGですが、セルモーターを回しても2000Kpa以下にしか上がりません
しかも始動した瞬間に500Kpaまで低下します。高圧ポンプの不良と判断しました。
エンジンの上側に高圧ポンプが取り付けてあります。
交換した高圧燃料ポンプです。ちょっぴり高いです。
交換後のデータです。セルモーターを回した瞬間に10000Kpaまで上昇、
その後は5000Kpaで安定しています。しかもエンジン停止しても圧力を保持しています。
もちろんエンジンは一発始動に改善して作業終了です!!