新潟県長岡市よりベンツE350が修理でご来店です。
ベンツE350 W211です。ラジエター電動ファンが全開で回転します。
走行直後で水温が低くても全開で回転してしまいます((+_+))
バッテリー上がりの原因にもなるし電動ファンの寿命も短くなるので修理が必要です。
早速、制御系の点検を行います。W221の電動ファン制御はエンジンECUでアンプを制御しています。
オシロスコープで波形測定!!正常時の波形です(^^)/
さらにアクティブテストで60%運転にさせます。
すると波形デューティー比も60%(^^♪
さらに70%運転させると…
デューティー比も70%に変化…
今の所正常…
しばらく作動させていると波形に変化が…
この状態で、ラジエターファンは全開運転を始まます。
さらに時間がたつと…
ラジエターファンモーターとアンプは正常!!
と言うことはエンジンコンピューターの不良が決定です(;゚Д゚)
修理方法としては、エンジンコンピューターの新品交換
中古コンピューターにプログラムを移植などありますが、新品はエライ高価((+_+))
中古コンピューターも値段は結構高くなっています(良く壊れるので需要が多いから)
そこで、お客様と相談の結果今回は社外エンジンコンピューターに交換することにしました(^^)/
コンピューターの中身はカラッポ(^^;)ですのでプログラミングとプログラムの活性化と
各アダプションを行う必要があります(^^;)
まずオンラインでプログラムをダウンロードしてから車両にプログラミング!!
慎重な作業が必要です!!絶対に安定化電源は必要です!!
プログラミングが実行(^^♪
プログラミングが完了!!
SCNコードを取得して~が!!
SCNが取得できない( ゚Д゚)SCNが無いとプログラムが活性化しないので作動しません(~_~;)
どうやらメーカーの規制強化な感じが…
私一人の力では解決できないので、診断機や輸入車の情報でお世話になっている方と
新潟市のオービットの菅原さんのお二人にヘルプ!!わざわざ当店まで来てもらい何とか解決!!
御二人とも数日にわたり夜遅くまで作業や電話に付き合って頂きました!!
本当に感謝です(≧▽≦)
個別化を行うともう新たにプログラミングを受け付けません…
ドキドキしながらポチポチしていきます(^^;)
はい…
さらに学習プロセスでフューエルポンプの設定が必要です。
終了!!
ドキドキしながらエンジン始動!!
無事に正常に始動して故障コードも無し!!
いや~苦労しましたが、お客様にも喜んで頂き良かったです!(^^)!