新潟県 三条市からご来店です。
20系プリウスがブレーキ修理で入庫しました。
「ブレーキの違和感が大きくなって来た。」とのご依頼です。
プリウスのブレーキは回生ブレーキを使用しています。ブレーキペダルを踏んでも通常のブレーキは
作動しません。走行用モーターがブレーキペダルの操作に応じて発電し、
その抵抗でブレーキの代わりに車を減速させます。
そのエネルギーはハイブリットバッテリーに蓄えられ走行時に使用されます。
通常のブレーキは、「一定以上強いブレーキが必要な時」「低速から止まるまで」などの条件に限られます。
止まるまでのモーターの回生ブレーキと通常ブレーキの切れ変え時に俗に言う「カックンブレーキ」が
発生します。しかしちゃんとメンテナンスを行えば、カックンブレーキは軽減できます。
ちなみに、30系プリウスはほとんど改善されています。
プリウスは回生ブレーキがあるため、ブレーキパットの摩耗が少ないです。
12万キロ走行でこの程度の摩耗です。
しかしブレーキローターは、こんなに錆びています!!交換が必要です。
今回はFブレーキパット、ブレーキローターの交換、Rドラムブレーキの清掃、給油、調整を行いました。
お客様のお話では、ブレーキオイルも車検時に交換されていないようですので、今回交換します。
交換方法は歴代プリウスで最も面倒です。診断機を使用して行います。
30系は普通に交換できるようになりました。
じつは20系プリウスのブレーキシステムはお金が掛かっています!!
30系より高価な部品を使ってるんですよ!!リニアソレノイドと言う部品を
30系は2個しか使っていませんが、20系はいっぱい使っています。
作業終了後試運転でカックンブレーキがほとんど分からなくなったのを確認して作業終了です!!