新潟県見附市からフィアット500の修理で御来店です。

フィアット500ツインエアーがエンジンチェックランプ点灯で入庫しました。
症状は「一瞬ゲッツっとするとエンジンチェックランプが点灯する」との事でした。
このお客様はサーキット走行もされる車好きなお客様です。


早速診断です。
インジェクションバルブ1断線コードが入っていました。
フィアットはあまりインジェクター壊れたって話は聞かないのですが…


走行しながら、オシロスコープでモニターしていると…
出ました出ました!!
上の波形がインジェクションバルブ1ですが、インジェクター作動時間中に瞬断しています。
この波形が出た瞬間にエンジンチェックランプが点灯します。


早速インジェクションバルブを交換します。あまり壊れない部品ですので今回はお客様が
中古部品を用意してくれました。


インジェクションバルブの交換には、インテークマニホールドの脱着が必要です。


交換したインジェクションバルブです。1番と2番がハーネスごとセットで交換です。


だがしかーし!!症状が改善しません!!困った!!
もう一度ハーネス等を確認して異常が無いことを確認して、エンジンコンピューターの故障と判断しました。
お客様と相談の結果今回はコンピューターの修理で対応することにしました。
コンピューターの故障判定は消去法になることが多く、今回もインジェクションバルブを
交換してからでないと判断が難しいです。
お客様にはご迷惑をかけましたが、その後「キット走行しても調子がいいよ」とご連絡を受けました。
手こずった事例でしたが、勉強になってよかったです。